キャリーが苦手だと、通院や移動のたびに大仕事になります。
逃げる、固まる、暴れる、鳴き続ける……見ているこちらもつらいですよね。
でもキャリーの苦手は、性格よりも「出した時=嫌なことが起きる」の記憶で作られていることが多いです。
この記事では、犬猫どちらでも使える形で、キャリーを“安心できる場所”に変える手順をまとめます。
いきなり「入れよう」「閉めよう」とすると、キャリーはどんどん嫌われます。
順番はシンプルで、こう進めると失敗が減ります。
うまくいく順番(これだけ覚えておけばOK)
焦って一気にやるより、1回1〜3分の“成功”を積む方が、結果的に早いです。
慣らしやすさは、キャリーの形でけっこう変わります。最低限ここだけ見ておくとラクです。
| 見るポイント | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| サイズ | 中で方向転換できて伏せられる | 狭すぎると怖くなり、広すぎると落ち着かない子もいます |
| 入口 | 出入りしやすい(入口が狭すぎない) | 入口でつまずくと“拒否”が育ちます |
| 安定 | 底がしっかりして揺れにくい | 揺れは恐怖と酔いの原因になりやすい |
| 掃除 | 中の敷物が外して洗える | においが残ると入りにくくなることがあります |
迷った時の基準
キャリーを「使う時だけ出す」と、出した瞬間に警戒されます。
最初は、家の中で普通の家具として置いておくのが強いです。
置き方のコツ
ポイントは「ここに入ると安心」を作ること。きれいにしすぎて無臭にすると、逆に落ち着かない子もいます。
嫌がる子ほど、短く・軽く・戻れる形が早いです。嫌がったら一段階戻すだけで詰まりにくくなります。
ステージ1:近づくといいこと
ステージ2:入口に顔を入れるといいこと
ステージ3:前足→全部入る
ステージ4:中で落ち着く(扉は閉めない)
ステージ5:扉を“1秒だけ”閉めてすぐ開ける
扉を閉める練習は、「閉めてもすぐ開く」が積み上がると一気に進みます。逆に、最初から閉めっぱなしにすると苦手が強化されやすいです。
キャリーに入れるようになっても、次に嫌がりやすいのが持ち上げと揺れです。
最短の慣らし方
「移動=長い我慢」になる前に、短い成功を増やすのがコツです。
車が苦手な子は、キャリーの問題というより揺れ・音・においでストレスが上がっていることがあります。
移動中に吐く、よだれが増える、極端にぐったりする場合は、慣らしだけで押し切らず、体の負担の可能性もあるので一度相談すると安心です。
「暴れたら出す」だけは、やさしさのつもりでやってしまいがちです。出すなら、落ち着いた瞬間を作ってから短く出す方が、次につながります。
結論:これだけ覚えておけばOK
「普段から置く。出入り自由で“入るといいこと”。閉めるのは1秒から。持ち上げも1cmから」