観葉植物:犬猫が触れる家の注意点

観葉植物は“置くだけで危険”ではありません。ただし犬猫が届く場所に置くと、かじる・土を掘る・葉を舐めるなどが起きやすく、体調を崩す原因になることがあります。この記事では、まず避けたい植物と症状の考え方、そして現実的に続く「置き方のルール」と代替案をまとめます。

観葉植物:犬猫が触れる家の注意点

観葉植物を置きたい。でも、犬猫がいると不安。

この悩みはとても自然です。犬猫は「食べ物」だけでなく、匂い・手触り・土の感触に反応して、葉をかじったり、舐めたり、掘ったりします。

大切なのは、怖がって全部やめることではなく、危ないパターンだけ先に潰すこと。

この記事では、犬猫のいる家で観葉植物を安全に楽しむために、まず押さえるべき注意点と、続けやすい置き方をまとめます。

先に結論(安全の作り方)

  1. まず「口に入る距離」をなくす(届かない置き方が最優先)
  2. “危ない植物”を避ける(迷うなら置かない)
  3. 土を触れない形にする(掘る・食べる・散らかすを止める)
  4. もし舐めた/かじった時の行動を決める(様子見の線引き)

犬猫が観葉植物で困るのは「3つ」

よくあるトラブルは、この3つです。

  • ① 葉や茎をかじる/舐める(体調を崩す原因)
  • ② 土を掘る/食べる(誤飲・下痢・散らかり)
  • ③ 鉢を倒す(ケガ・破片・土の誤食)

対策は、品種以前に置き方で8割決まります。

届く場所に置く限り、どんな植物でも「かじる可能性」はゼロになりません。

猫は「高い場所」も安全ではない

「棚の上なら大丈夫」と思っていても、猫は普通に上がります。猫がいる家は、“上に置けば解決”ではなく、“届かない構造にする”が基本です。

まず避けたい植物:迷うなら置かない

植物は種類が多く、すべてを覚えるのは現実的ではありません。

ここでは「犬猫との暮らしで、まず避けたい」とされる代表例を挙げます。

家にある植物が該当するか不安なら、品種名を確認してから対策した方が安心です。

犬猫のいる家で避けたい代表例(例)

  • ユリ類(猫は特に危険とされる)
  • ポトス、モンステラ、ディフェンバキアなど(口に入ると刺激になることがある)
  • アイビー、アロエ、シクラメンなど(体質や量で症状が出ることがある)

ここで重要なのは、「危ない植物がある」ことより、“犬猫が口にできる状態”が危ないという点です。

置くなら、必ず届かない形にします。

症状の見方:軽い刺激で済むこともあれば、急ぐこともある

少し舐めただけで必ず重症になるわけではありませんが、油断は禁物です。

植物をかじった・舐めた直後に出やすい反応としては次が多いです。

  • よだれが増える
  • 口を気にする、前足で口をこする
  • 吐く、下痢
  • 元気がない

次のような様子がある場合は、早めに相談する方が安全です。

早めに連絡・受診を考えるサイン

  • 呼吸が苦しそう、咳き込む
  • 嘔吐が続く、ぐったりする
  • 顔や口の周りが腫れる
  • 食欲が明らかに落ちる

「何を食べたか」が分かると判断が早くなるので、植物の名前や写真を控えておくと役に立ちます。

続く対策は「置き方」で決める:届かない形を作る

いちばん確実なのは、犬猫が届かない形にすることです。

犬がいる家:床〜テーブル周りが要注意

  • 床置きは基本やめる(鉢の転倒も起きやすい)
  • テーブルの端に置かない(届く・倒す)
  • どうしても置くなら、柵の内側など物理的に触れない場所へ

猫がいる家:高い場所も含めて“構造”で守る

  • 棚の上に置くだけでは足りない(猫は上がる)
  • 扉付きの棚ガラスケースなど「触れない」形にする
  • 吊るす場合も、猫が引っ張れない位置・固定が必要

置き方の最低ライン

「見えるけど触れない」状態が作れないなら、置かない方が安全です。中途半端に置くと、いつか必ず事故のタイミングが来ます。

土を触らせない:掘る・食べる・散らかすを止める

犬猫が植物に興味を持つ原因は、葉だけではありません。

土の匂い・感触に反応して、掘ったり食べたりすることがあります。

土対策(現実的に効く順)

  1. 鉢をケースに入れる(物理的に触れない)
  2. 表面を覆う(大きめの石・専用カバーなど)
  3. 置き場所を変える(そもそも近づけない)

石を敷く場合は、小さすぎると誤飲の原因になるので、サイズに注意します。

「やっぱり不安」な人は、無理に植物を置かないでいい

観葉植物は生活を豊かにしますが、犬猫の安全が最優先です。

もし「届かない状態が作れない」「かじる癖が強い」なら、無理に置かない方が気がラクです。

代替案(植物を諦めない方法)

  • 犬猫が入れない部屋に置く
  • 扉付きの棚・ケースで楽しむ
  • 造花やドライを“届かない場所”で使う(誤飲しない形で)

もし舐めた/かじった時の行動を固定する

万一のときに迷わないために、行動を決めておきます。

まずやること(この順)

  1. 植物の名前(分からなければ写真)を確保
  2. どれくらい食べたか、いつ頃かをメモ
  3. 体調の変化(吐く・よだれ・元気)を確認
  4. 不安なら早めに相談(かかりつけ・救急)

「様子見でいいか」の判断は植物の種類や量で変わるので、迷うなら相談が安全です。