猫の車酔い、見てるだけでつらいですよね。
吐く・よだれ・鳴く・震える・呼吸が荒くなる…。移動そのものがストレスになると、通院がどんどん大変になります。
でも車酔いは、体質だけじゃなく「揺れ・匂い・不安・経験」が重なって起きることが多いです。
だから対策は、当日に頑張るより段取りで負けないが一番効きます。
まず結論(ラクにするための3本柱)
「車酔い」に見えて、実は不安が強いだけのこともあります。どっちも対策は似ますが、意識が変わると楽になります。
| 見え方 | 車酔いが濃い | 不安が濃い |
|---|---|---|
| 吐く | 移動中〜直後に吐く | 吐かないが鳴き続ける |
| よだれ | 多めに出る、口をくちゃくちゃ | 少なめ、震えや固まりが強い |
| 落ち着かなさ | 揺れで体勢が崩れると悪化 | エンジン音・景色・人の緊張で悪化 |
ポイント
実際は「酔い+不安」がセットのことが多いです。なので対策も揺れ対策+安心を同時に入れるのが近道です。
| 原因 | 起きやすい状況 | 対策の方向 |
|---|---|---|
| 揺れ・体勢が安定しない | キャリーが動く/座席が滑る | 固定・滑り止め・タオルで安定 |
| 視覚刺激が多い | 外が見える/光がチラチラ | 布で暗くする(安心にも効く) |
| 匂い・音で緊張 | 車の匂い/エンジン音 | 事前に慣らす・匂いを移す |
| 「移動=怖い」が固定 | 通院のたびに悪化 | 短い練習で経験を上書き |
ここが大事
猫は「一回の嫌な経験」が強く残ります。逆に言えば、短い成功体験を積むと戻りやすいです。
車酔いの対策で、いちばん即効性があるのがここです。
キャリー内の整え方
満腹でも空腹でも酔う子がいます。まずは「吐きやすさ」を減らす方向で調整します。
| 状況 | 起きやすいこと | 考え方 |
|---|---|---|
| 満腹で乗る | 吐きやすい | 出発前は軽めにする/直前の大量は避ける |
| 空腹すぎる | 気持ち悪さが強い子もいる | 少量で落ち着くなら軽く入れる |
コツ
「うちの猫は空腹だと酔う」「満腹だと吐く」みたいに個体差があります。最初は少しずつ調整して、吐きにくい形を探すのが現実的です。
通院の時だけ車に乗るほど、嫌な記憶が固定されます。
余裕があるなら「練習」を入れると、ガクッと楽になる子がいます。
練習の流れ(短くでOK)
大事なのは「嫌がる前に終える」こと。短く切り上げるほど次が楽になります。
| 工夫 | やり方 | 狙い |
|---|---|---|
| キャリーを固定 | シートベルトで動かないようにする | 揺れを減らす |
| 暗くする | 布をかけて視覚刺激を減らす | 不安と酔いの両方に効く |
| 温度と空気 | 暑さ寒さを避け、換気を意識 | 気持ち悪さを増やさない |
| 運転を穏やかに | 急発進・急ブレーキを減らす | 揺れ由来の酔いを減らす |
やりがち注意
「励まそう」と声をかけ続けると、猫は余計に緊張することがあります。車内はなるべく静かに、淡々とが安定しやすいです。
帰宅後は、まず落ち着ける場所へ。無理に構わない方が回復が早いことが多いです。
帰宅後にやること
安全側の目安
吐きが何度も続く、ぐったりする、呼吸が荒い、明らかにいつもと違う…などがあるなら、無理に家で頑張らず安全側に寄せる方が安心です。
ここまでで変わりやすい
「固定」と「暗さ」だけで、酔い方が軽くなる子はわりといます。まずはそこから入るのが一番ラクです。
慣れで軽くなる子もいますが、まずは揺れと刺激を減らすのが先です。キャリーの固定・暗さ・短い練習で「怖い」を薄めると改善しやすいです。
不安が強いタイプかもしれません。暗くして刺激を減らし、声かけは短く淡々と。キャリー自体を普段から寝床に寄せると楽になる子がいます。
基本は同じで「暗く・安定・刺激を減らす」です。移動手段が変わっても、キャリーの中の条件を整えるほど安定しやすいです。