食物が合わないかも|切替で崩さない考え方(犬・猫)

ドッグフード/キャットフードが合わないかも…と思った時は、いきなり総入れ替えせず「症状の見え方→変えるのは1つ→戻す/進める基準」で進めると失敗が減る。崩さない切替の順番を整理。

食物が合わないかも:切替で崩さない考え方

「フードが合ってないかも」と感じたとき、いちばん崩れやすいのは焦って一気に変えることです。

変えるほど原因が分からなくなって、結果的に“ずっと不安定”になりやすい。

ここでは、フードの話を難しくする前に、崩さずに原因を切り分ける進め方を先に作ります。

結論:変えるのは「1つだけ」

  • まず:症状を「胃腸(便・吐き)」「皮膚(かゆみ)」「食べ方(拒否)」に分ける
  • 次:切替は7〜14日でゆっくり(いきなり総入れ替えしない)
  • 最後:崩れたら“前段階に戻す”をルール化する

「合わないかも」のサインは大きく3系統

系統 よくある見え方 まず疑うポイント
胃腸 便がゆるい/回数が増える/吐き戻し 切替スピード・量・脂質の差
皮膚・耳 かゆがる/舐める/耳を気にする フード以外(季節・環境)の影響も多い
食べ方 食べない/食べムラ/匂いで拒否 器・場所・出し方・嗜好性の固定化

ポイント:「合わない=フードが悪い」と決め打ちすると、迷子になりやすいです。

まずはどの系統が崩れているかだけ分ける方が、立て直しが早いです。

最初にやる:変数を増やさない(同時に変えない)

切替で崩れるときは、フード以外も一緒に変わっていることが多いです。

  • おやつを増やす(原因が分からなくなる)
  • トッピングを足す(依存が作られやすい)
  • 回数・量を同時に変える(便が崩れやすい)

固定するもの(切替期間だけ)

  • おやつの量
  • 給餌回数
  • 器と場所
  • 運動量(できる範囲で)

崩さない切替の基本(7〜14日)

「合わないかも」と思った時ほど、切替は短縮しない方が安全です。

日数 旧フード 新フード 判断
1〜3日目 75% 25% まず“混ぜても崩れないか”を見る
4〜6日目 50% 50% 便・吐き戻しの変化を確認
7〜10日目 25% 75% ここで崩れたら前段階へ戻す
11日目〜 0% 100% 落ち着けば切替完了

お腹が弱い子・猫は特に:10〜14日まで伸ばしてOKです。

胃腸が崩れるときに効きやすい順番

  • まず量を見直す:同じグラムでもカロリーが違う(食べすぎで崩れる)
  • 次に切替スピード:1段階戻して2〜3日キープ
  • 最後に内容の差:脂質が高い/繊維が増えたなどの変化を疑う

よく効く立て直し

  • 便がゆるい → 1段階戻す+量を少しだけ減らす
  • 吐き戻し(特に猫) → 1回量を減らして回数を増やす

皮膚やかゆみが気になるときの考え方

皮膚系は、季節・乾燥・寝具・シャンプーなど、フード以外の影響も混ざりやすいです。

だからこそ、フードを変えるなら一気に変えず、1つだけにして、変化が見える状態を作った方が安全です。

  • フード以外を固定:洗剤・寝具・ケア用品を増やさない
  • 切替はゆっくり:急に変えるほど判断が難しくなる
  • 観察を簡単に:「かゆみ」「赤み」「舐める回数」だけ見る

食べない・拒否が出るとき(犬猫で違う)

  • 犬:おやつが増えて主食が入らないパターンが多い(おやつ固定が先)
  • 猫:粒・匂い・食感で拒否が出やすい(割合を戻してゆっくりが効く)

コツ:食べないたびに変えるほど、食べムラが固定化しやすいです。

“戻す”を選べるようにしておく方が、結果的に早いです。

止めて様子を見るサイン

少し便がゆるくなる程度は起きることもありますが、強く崩れたと感じたら無理に進めない方が安全です。

こんな時は、切替を止める/戻す判断がラク

  • 下痢・嘔吐が続く、回数が増える
  • 元気がない、水が取れていない感じがある
  • 血が混じる、強い痛がり、明らかな異常がある
  • 猫が食べない時間が長く続く

「合わないかも」と思った時ほど、焦らず変えるのは1つだけにすると崩れにくいです。

症状の系統を分けて、切替はゆっくり。崩れたら前段階へ戻す。これで迷子になりにくくなります。