猫がキャリーに入らない|嫌がらせずに慣らす手順とコツ

猫がキャリーに入らない・逃げる・暴れるときに、無理やり入れずに慣らす手順(置き方→匂い→ご褒美→扉→持ち上げ)と、やりがちなNG対応、通院前日にやることをまとめます。

キャリーに入らない:慣らす手順

猫がキャリーを嫌がると、通院や移動のたびに戦いになりますよね。

追いかける→逃げる→捕まえる→嫌われる…みたいな流れになりやすいし、猫側も「キャリー=怖い」で固定されていきます。

でもこれ、猫の性格というより「キャリーの印象が悪い」だけのことが多いです。

なので解決は、無理やり入れるよりキャリーを“安全な場所”に戻すのが最短です。

まず結論(キャリーは「道具」じゃなく「寝床」に寄せる)

  • キャリーは普段から出しっぱなしにして、隠れ家・安心基地にする。
  • 慣らしは扉を閉めないところから始める(いきなり閉めると嫌いになる)。
  • 追いかけて入れるほど、次回からもっと無理になります。
  • 通院当日は「練習」じゃなく事故らない運用を優先する(入れ方のコツあり)。

なぜ嫌がる?キャリーが苦手になる“よくある原因”

原因 猫の気持ち 対策の方向
キャリーが「通院専用」 出てくる=嫌なことが起きる 普段から出して「日常」にする
匂い・素材が落ち着かない 知らない匂いで警戒 毛布・タオルで匂いを移す
入れ方が怖い(追いかけ・押し込み) 捕まる=危険 追いかけない・段階を踏む
中が狭すぎ/不安定 落ち着けない・揺れる サイズと安定感を見直す

ポイント

嫌がる子ほど「一回で終わらせたい」と思うんですが、そこを押すほど次が地獄になります。慣らしは小さく積んだ方が結局早いです。

準備:キャリーを“出しっぱなし”にして、安心基地にする

キャリーを「しまう物」にしていると、出てきた瞬間に猫が察します。

まずは置き方から変えるのが一番効きます。

置き方のコツ

  • 人の動線ど真ん中より、少し落ち着ける場所へ(壁際・角など)
  • 中にいつもの毛布・タオルを入れる(匂いが大事)
  • 最初は扉を開けっぱなし(閉めない)
  • ガタつくなら下に滑り止め(安定感が増える)

慣らす手順:4ステップで“怖くない”を積む

キャリー慣れは、猫が「自分で入った」が作れると勝ちます。

ステップ やること 次に進む目安
Step1:近づくだけ キャリーの近くでおやつ/ごはん 逃げずに近くで食べられる
Step2:中に入る 入口付近→中へ、少しずつご褒美を置く 自分から入って出られる
Step3:扉に慣れる 扉を触るだけ→少し動かす(閉めない) 扉の動きで固まらない
Step4:短時間だけ閉める 1秒→3秒→5秒…と短く 閉めてもパニックにならない

コツ

成功の条件は「猫が逃げない」ではなく、嫌がる前に終わるです。短く切り上げるほど次が楽になります。

持ち上げ・移動に慣らす(ここで戻る子が多い)

扉は平気でも「持ち上げた瞬間に暴れる」子がいます。揺れと音が怖いことが多いです。

慣らし方

  • 扉を閉めて1秒だけ持ち上げて下ろす
  • 次は2〜3歩だけ移動して下ろす
  • 部屋の中で短く往復→終了
  • 終わったらキャリーの中でご褒美(「入ると良いこと」で締める)

やりがちなNG:これをやると“次回が地獄”になりやすい

避けたいこと

  • 追いかけ回して捕獲→押し込む(キャリー嫌いが固定)
  • いきなり扉を閉めて長時間(パニックの記憶が残る)
  • 練習を長くやりすぎる(嫌がる前に終えるのが大事)

どうしても当日入れない時:事故らない入れ方

通院当日は「慣らし」ではなく安全優先でOKです。コツは猫が逃げ回れない状況を作ること。

当日の現実的なコツ

  • 部屋のドアを閉めて、隠れ場所を減らす(ベッド下などを先に塞ぐ)
  • キャリーは先に準備して、扉を開けて待機
  • タオルで包むと暴れにくい子がいる(顔が隠れると落ち着くことがある)
  • 可能なら上から入れられるタイプだと成功率が上がることが多い

ポイント

当日は“勝ち負け”じゃなく、猫と人がケガしないことが最優先です。終わったら、キャリーの印象を戻すために「出しっぱなし+ご褒美」を再開すると次が楽になります。

立て直しの最短プラン(今日やることだけ)

  • Step1:キャリーを出しっぱなしにして、毛布を入れる(寝床化)
  • Step2:キャリー近くでごはん・おやつ(近づく=良いこと)
  • Step3:自分から入れたら終わり(扉は閉めない)
  • Step4:慣れたら「1秒だけ閉める」を積む

目安

嫌がりが強い子ほど、1回で進めず「同じ段階を数日続ける」方が結果的に早いです。

よくある質問

キャリーを見るだけで逃げる

いきなり近づけず、まずは部屋の端に置いて「存在に慣れる」からで大丈夫です。近くでおやつ、を短く積むと戻りやすいです。

入るけど扉を閉めると暴れる

扉に慣れる段階が足りないことが多いです。扉を触る→少し動かす→1秒閉める、を短く積む方が安定します。

多頭でキャリーが嫌い

キャリーが1つだと「嫌な記憶」が共有されやすいです。可能なら猫ごとに安心できるキャリーを用意して、普段から寝床化すると落ち着きやすいです。

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