クレートは「閉じ込める箱」ではなく、犬猫にとっての安心して休める個室です。
ここが作れると、留守番・来客・通院・災害時の移動が一気にラクになります。
逆に、嫌がって暴れる状態で無理に入れると、苦手が強化されて遠回りになります。
この記事では、クレートを“自分から入る場所”にするための、失敗しにくい手順をまとめます。
クレートトレーニングでつまずく一番の理由は、早い段階で扉を閉めることです。
順番はこうです。
うまくいく順番(これだけ覚えておけばOK)
犬も猫も同じで、まずは「中にいると落ち着く」を作ってから閉めると、ほぼ揉めません。
合わないクレートは、入らない・落ち着かない・怖がるの原因になります。
| 見るポイント | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| サイズ | 中で立てる・方向転換できる・伏せられる | 狭すぎると嫌がり、広すぎると落ち着かない子もいます |
| 扉 | 開けっぱなし固定できる | 最初は「出入り自由」が最優先 |
| 床 | 滑らない敷物が置ける | 足が滑ると怖がって入らないことがあります |
| 形 | 中が暗くなりすぎない/圧迫感が少ない | 閉塞感が強いと苦手が出やすい子がいます |
迷った時の考え方
クレートを「使わせたい場所」に置くより、最初は落ち着ける場所に置いた方が早いです。
置き場所の目安
「落ち着く場所」と「出入り自由」が揃うだけで、勝手に入る子もいます。
コツは、戻る前提で進めることです。嫌がったら一段階戻して、成功を積み直す方が早いです。
ステージ1:近づくといいこと
ステージ2:入り口に顔を入れるといいこと
ステージ3:前足まで入る→全部入る
ステージ4:中で落ち着く(扉は閉めない)
ステージ5:扉を“1秒だけ”閉める→すぐ開ける
扉を閉める練習は、「閉める」より「すぐ開く」の体験を積むのがポイントです。怖くないと分かれば、自然に伸びます。
次の状態が出たら、押し切るより一段階戻した方が早いです。
戻した方がいいサイン
「入る=閉められる」と学習すると、次から入口で止まります。だから最初は、出入り自由の期間をしっかり取るのが近道です。
猫は、練習というより「そこにあるのが普通」にすると入れることが多いです。
「出入り自由の隠れ家」になれば、通院の前だけ出してくるよりずっとスムーズです。
結論:これだけ覚えておけばOK
「出入り自由で“入るといいこと”を積む。閉めるのは最後。閉めてもすぐ開く体験から」