犬のよだれが増えた|まず見るポイントと受診の目安

犬のよだれ増加は「口の痛み」「吐き気・胃の不調」「暑さ・緊張」などで起きやすいです。家庭での確認順と、受診を急ぐサインをまとめます。

犬のよだれが増えた:まず見るポイント

犬のよだれが増えると、急に心配になりますよね。

ただ、よだれは「異常サイン」のこともあれば、緊張や暑さみたいな一時的な反応のこともあります。

この記事は、原因当てをせずにまず見る順番で整理します。

最初に:受診を急いだ方がいいサイン

次がある時は、家庭で様子見を長引かせない方が安全です。

急いで相談の目安

  • 呼吸が苦しそう(ゼーゼー/舌の色が悪いなど)
  • ぐったりしている、反応が鈍い
  • 何度も吐く、吐けないのにえずく(お腹が張る感じ)
  • 口を強く痛がる(触らせない、出血、口の中の腫れ)
  • よだれが泡っぽい、急に大量に出続ける
  • 熱中症が疑わしい(暑い環境+激しいハァハァ)

当てはまらないなら、次の順番で落ち着いて切り分けてOKです。

よだれ増加の原因は「3つの入口」で見ると迷いが止まる

  • 入口1:口の中の違和感・痛み
    歯や歯ぐき、口の中の炎症、異物、口内の傷など。
  • 入口2:吐き気・胃の不調
    気持ち悪さがある時、よだれが増えることがあります。
  • 入口3:緊張・暑さ・興奮
    車移動や来客、病院前、暑い日などで増えることも。

次はこの入口順のまま、家庭で確認します。

まず見るポイント(家庭での確認はこの順番)

結論:この順で確認すると判断がブレない

  1. 口の中(痛み・異物)
  2. 吐き気サイン(えずき・食欲・行動)
  3. 環境(暑さ・緊張のきっかけ)

1)口の中:痛み・異物のサインがないか

無理に口をこじ開ける必要はありません。見える範囲だけでOKです。

  • 口を触られるのを嫌がる
  • 片側で噛む/食べ方が変わる
  • 口臭が強い、出血がある
  • 前足で口を気にする、口をくちゃくちゃする

このあたりが強いなら、「よだれ」よりも口の痛みが主役になっている可能性が高いです。

2)吐き気:えずき・食欲・行動の変化

吐き気がある時もよだれが増えます。次を確認します。

  • 空えずきがある(吐けないのにえずく)
  • 草を食べたがる、そわそわ落ち着かない
  • 食欲が落ちた、いつもより元気がない

軽い一時的な吐き気なら落ち着くこともありますが、繰り返す・ぐったりする場合は優先度が上がります。

3)環境:暑さ・緊張のきっかけがないか

次のような「きっかけ」が明確なら、一時的な反応の可能性があります。

  • 暑い部屋にいた/散歩後で熱がこもっている
  • 車移動があった、慣れない場所に行った
  • 来客や大きな音で落ち着かなかった

この場合は、環境を整えて落ち着いた時に戻るかを見ます。

家庭でできる「整え方」(やることを増やさない版)

よだれが増えた時に大事なのは、刺激を足さないことです。

まずこれだけ

  • 涼しく静かな場所で休ませる(興奮を下げる)
  • 口を無理に触らない(痛みがあると悪化しやすい)
  • 水は飲める範囲で(無理に飲ませない)
  • 食事は無理に与えない(吐き気があるなら優先度は低い)

ここで落ち着いて、よだれが減ってくるなら「一時反応」の線が濃くなります。

様子見の目安(どこで切り上げるか)

判断の区切り

  • 短時間で落ち着く:暑さや緊張が原因だった可能性が高い
  • 半日〜1日続く:口の違和感・吐き気の線が濃くなる
  • 悪化/他の症状が出る:早めに相談が安心

「よだれが増えた」だけでなく、元気・食欲・呼吸がセットで変化しているかが大事です。