犬が耳をかく|家でできる見直しと悪化させない順番

犬が耳をかく時は、耳の中だけでなく「湿り」「におい」「掻き壊し」「生活の刺激」を順番に見直すと迷いません。家庭での整え方と相談の目安をまとめます。

犬が耳をかく:家でできる見直し

犬が耳をかき続けると、「耳の中が悪いのかな」と不安になります。

ただ耳は、触りすぎるほど刺激になりやすい場所です。

この記事は、原因当てではなく悪化させない見直し順を固定します。

最初に:受診を急いだ方がいいサイン

耳をかくのが強い時は、炎症が混ざっている可能性があります。

急いで相談の目安

  • 痛がる、触られるのを嫌がる
  • 赤い、腫れている、熱っぽい
  • 耳だれが出る、ベタつく
  • 強いにおいがある
  • 頭を振り続ける、落ち着かない
  • 斜頸っぽい(頭が傾く)、ふらつく

当てはまるなら、家庭で触り続けるより相談の方が安心です。

結論:見直す順番は「湿り→におい→掻き壊し→生活」

迷ったらこの順番

  1. 湿りを減らす(蒸れ・乾かし不足)
  2. においを確認(耳の状態の目安)
  3. 掻き壊しを止める(悪化ループ遮断)
  4. 生活側を整える(室温・寝具・興奮)

耳は「掃除で解決」より、まず湿りと刺激を減らす方が安全です。

1)湿りを減らす:蒸れると、かきやすくなる

雨の日、シャンプー後、散歩後にかく回数が増えるなら、湿りが強く関係しています。

家でできる整え方

  • 濡れた後は、耳の外側をやさしく乾かす
  • 部屋を蒸れやすくしない(暑さ・湿気)
  • 寝床を風が当たりすぎない程度に乾きやすい位置

湿りが落ちると「掻きたい感じ」が減る子は多いです。

2)においの確認:強いにおいは優先度が上がる

耳のにおいが強いほど、炎症が混ざっている可能性が上がります。

  • いつもより臭い
  • ベタつく
  • 耳だれっぽいものがつく

この場合は、家庭の掃除を増やすより相談の方が早いことがあります。

3)掻き壊しを止める:ここが一番の分岐点

耳を掻き続けるほど、皮膚が弱ってさらにかゆくなります。

だから「掻けない時間」を作ることが大事です。

できる範囲で遮断

  • かき始める前に気を逸らす(呼ぶ・遊びに切り替える)
  • 興奮で増える子は、まず落ち着く環境を作る
  • 掻き壊して血が出るなら、相談の優先度が上がる

「触って何とかする」より、まず掻けない時間を作る方が悪化が止まります。

4)生活側:耳をかく“燃料”を減らす

耳をかくのは耳だけの問題ではなく、生活の刺激で増えることがあります。

  • 室温が高くて蒸れる
  • 寝具が湿っている、汚れが溜まる
  • 来客や騒がしさで興奮が続く

耳掃除を増やすより、生活側を整えた方が落ち着くケースもあります。

耳掃除は「外側中心」だけで十分

耳をかくからといって、奥まで掃除すると刺激で悪化することがあります。

家庭の基本

  • 耳の入り口〜見える範囲をやさしく拭く
  • 奥に綿棒を入れない
  • 赤みや痛みがある日は無理に触らない

「掃除でかく回数が増える」なら、刺激になっている可能性が高いです。

様子見の区切り(迷いを止める)

区切りの目安

  • その日:痛がる・耳だれ・強いにおいがあるなら相談の優先度が上がる
  • 数日:湿りを減らして掻く回数が下がる方向か
  • 悪化:掻き壊しが広がる、血が出るなら早めに切り替える

耳をかく時は、「奥を掃除」より先に湿りと掻き壊しを止めるのが安全です。