フード量の決め方|体型で調整する目安(犬・猫)

ドッグフード/キャットフードの量は、パッケージ量を「体型」と「増減のルール」で調整すると失敗が減る。太った・痩せた・便がゆるい・吐き戻す時の調整手順も整理。

フード量の決め方:体型で調整する目安

フード量は、パッケージの目安どおりにやっても合わない子が普通です。

なぜなら、同じ体重でも代謝・運動量・避妊去勢・年齢で必要量がズレるからです。

ここでは「何gが正しいか」より、体型で微調整していくルールを先に作って、迷わないように整理します。

結論:量は「体型」と「増減幅」で決める

  • 最初:パッケージ量を“仮のスタート”にする
  • 調整:2週間ごとに5〜10%だけ増減
  • 判断:体重より体型(触った感覚)を優先

まず前提:体重だけで量を決めるとズレやすい

同じ5kgでも、「筋肉がある子」と「脂肪が多い子」では必要量が違います。

だからフード量は体型を見ながら調整するのがいちばんラクです。

迷ったら:「ちょい少なめ」から始めて、必要なら増やす方が失敗が少ないです。

増やすのは簡単ですが、太らせると戻すのが大変になりやすいです。

体型チェック(犬・猫共通の基準)

難しい計算より、まずこれを基準にします。

体型の状態 触ると分かるサイン 見た目のサイン 調整の方向
ちょうどいい 肋骨がうっすら触れる(ゴリゴリではない) 上から見てウエストが軽くくびれる 据え置き
太り気味 肋骨が触りにくい(脂肪の膜が厚い) くびれが消える/丸い 5〜10%減
痩せ気味 肋骨が簡単に触れる(ゴリゴリ寄り) 腰骨が目立つ/細い 5〜10%増

判断のコツ

  • 毎日悩まない:週1でチェックすれば十分
  • 量は急に変えない:一気に減らすほど、食欲が荒れやすい
  • 増減は小さく:5〜10%で2週間様子見が基本

調整の基本ルール(2週間ごとに5〜10%)

量の調整は「正解を当てる」より、ズレを小さく修正する方がうまくいきます。

調整の流れ

  1. パッケージ目安を“開始量”にする
  2. 2週間キープ(途中でコロコロ変えない)
  3. 体型で判断して5〜10%増減
  4. また2週間キープ

犬の場合:量を決めるときに見落としやすい点

  • 散歩の量でブレる:運動量が増減すると、必要量もズレる
  • おやつの影響が大きい:トレーニング系は特に
  • 早食い・食べ過ぎ:満腹感が弱い子は、回数を分ける方が安定しやすい

犬は「回数を増やす」が効きやすい

食欲が荒れる子ほど、1日量は変えずに2回→3回に分けるだけで落ち着くことがあります。

猫の場合:量を決めるときに見落としやすい点

  • 吐き戻し:量が多いより、1回の量が多すぎると起きやすい
  • 置き餌の落とし穴:食べる子は太り、食べない子は痩せる
  • 飲水量:水分が少ないと便が固くなりやすい

猫で効きやすい調整

  • 吐く → 量を減らすより、回数を増やす(小分け)
  • 太る → 置き餌をやめて、回数管理へ寄せる
  • 痩せる → 嗜好性の高い形(ウェット併用など)も検討

よくある悩み別:量の調整手順

  • 太った(体型が丸い)

    いきなり大幅に減らすより、まず5〜10%だけ減らして2週間見る方が安定します。おやつが多い場合は、フードより先におやつを固定すると原因が見えやすいです。

  • 痩せた(肋骨が目立つ)

    まずは5〜10%だけ増やして2週間。便が崩れるなら増やしすぎのことがあるので、増やす幅を小さくして回数を増やす方が安全です。

  • 便がゆるい

    量が多すぎると、消化が追いつかずゆるくなることがあります。フード変更より先に、5%だけ減らして様子を見ると落ち着くことがあります。

  • 吐き戻しが増える(特に猫)

    1回量が多いサインのことが多いです。総量は変えず、回数を増やして小分けすると改善しやすいです。

量を決めるための「記録」最小セット

ガチガチに記録しなくても、これだけで十分回ります。

週1だけ見る項目

  • 体型:肋骨の触れやすさ、くびれ
  • 便:ゆるい/普通/固い
  • 食欲:急に増えた/減った

フード量は「正解」より調整ルールがあると、迷いが消えます。

まずはパッケージ量を開始にして、2週間ごとに5〜10%だけ調整。体重より体型。これで回せます。