猫が足をかばって歩くのを見ると、心臓がギュッとなりますよね。
ただ、猫の「びっこ」「片足を浮かせる」「着地を避ける」は、ケガだけじゃなく、爪・肉球の違和感、滑る床で踏ん張れない、段差やジャンプの負担でも起きます。
ここでは、慌てずにできる確認の順番と、家でできる床・段差の見直し、そして受診の目安をまとめます。
まず結論(最初にやることだけ)
足をかばう原因は色々ですが、次のような状態があるときは優先度が上がります。
| サイン | 目安 |
|---|---|
| 足を地面につけない/体重を乗せられない(3本足で歩く) | 早めに相談 |
| 触ろうとすると激しく怒る・鳴く/明らかな痛がり方 | 早めに相談 |
| 腫れ、熱っぽさ、出血、爪が折れている、肉球が裂けている | 早めに相談 |
| 高い所から落ちた/強くぶつけた可能性がある | 早めに相談 |
| 元気がない・食欲が落ちた・隠れて出てこない | 早めに相談 |
メモ
猫は「痛い」を隠します。足以外の不調(元気・食欲)が混ざるときは、様子見のメリットが小さくなります。
焦ると、つい足を触ってしまいがちですが、最初は順番が大事です。
観察のコツ(10秒でOK)
抱っこが苦手な子も多いので、見える範囲で十分です。嫌がったら中止。
やらない方がいいこと
痛い場所を探そうとして、ぐいぐい押したり曲げたりするのはNGです。怖がって今後のケアが難しくなることがあります。
猫は踏ん張りが効かないと、体のどこかに負担が乗って「かばい」に見える動きが出ます。特にフローリングは要注意。
| よくある状況 | 起きやすいこと | 家でできる対策 |
|---|---|---|
| ツルツル床(フローリング) | 踏ん張れず、片足を抜くような歩き方になる | 滑り止めマット/ラグを「よく通る道」に敷く |
| 床に物が多い(避けながら歩く) | 変な着地になりやすい | 通り道だけでもスッキリさせる |
| 足裏の毛が伸びている | 肉球のグリップが落ちる | 可能なら安全にカット(難しければプロに相談) |
ラグは「全部敷く」より「道だけ敷く」が効く
猫は決まったルートを通りがちです。玄関からベッド、トイレ、食事場所までの線を意識して敷くと、少ない面積でも効果が出やすいです。
猫は高いところが好き。でも、足をかばっているときにジャンプを続けると、負担が積み上がります。
ありがちな落とし穴
「高いところに登れない=元気がない」と決めつけるより、まずは登り降りの負担を減らす方が安全です。猫は我慢して登っちゃうこともあります。
猫に「動かないで」は通じません。だから、環境で動きを減らします。
| 場面 | やること |
|---|---|
| 走り出す(テンション上がる) | おもちゃ遊びは短く、ジャンプが少ない遊びに寄せる |
| 高い所に登る | 一時的にタワーの上段を使えない配置に/踏み台を追加 |
| 家の中で追いかけっこ | 可能なら別室で区切る、落ち着くスペースを増やす |
目標は「完全に止める」じゃなく「悪化の引き金を避ける」
ジャンプの回数と勢いを落とすだけでも、足への負担が変わります。
足をかばう動きが一瞬で消えることもあります。だからこそ、判断の基準を決めておくとラクです。
病院に行くならこれだけ持っていくと強い
①歩き方の動画(10秒で十分) ②いつから・どの足・どんなときに悪化するかのメモ。これだけで説明が一気に楽になります。
よくあります。滑りやすい床だと、足や関節に違和感があるときほど動きが目立ちます。まずはよく通る道だけラグで試して、変化を見るのが安全です。
無理にやると、今後のケアが難しくなります。まずは動画で歩き方を残して、家では環境(床・段差)を整える。必要なら受診でプロに確認してもらう流れが現実的です。
ダメです。猫にとって危険になることがあります。自己判断で薬を使わず、相談の方が安全です。