冬の寒さ対策|冷えを積み上げない工夫(犬・猫)

冬の留守番は「室温」だけでなく床の冷え・すき間風・乾燥で体調が崩れやすい。暖房の当て方、寝床の作り方、冷えやすい場所の潰し方、犬猫別の注意点、外出前のチェックを整理。

冬の寒さ対策:冷えを積み上げない工夫

冬の留守番は、「凍えるほど寒くないなら大丈夫」と思っていると、じわじわ崩れることがあります。

原因になりやすいのは、床の冷えすき間風乾燥の3つです。

ここでは、道具を増やす前に、部屋の冷え方を変えるための基本をまとめます。

結論:冬は「床→風→寝床→乾燥」の順で整える

  • 床:冷える場所を減らす(犬猫は床に近い)
  • 風:すき間風を止める(体感が一気に下がる)
  • 寝床:温かい“逃げ場”を作る(選べる状態にする)
  • 乾燥:乾きすぎを避ける(のど・皮膚が荒れやすい)

冬に崩れやすいのは「室温」より、床と風

同じ室温でも、床が冷たい・風が当たるだけで体感はかなり変わります。

冷えの原因 起きやすいこと まずやること
床が冷たい 体が冷え続ける、寝ても回復しにくい 寝床の下にマット、冷える床を減らす
すき間風 体感温度が下がる、落ち着かない 窓・ドア周りを見直す
暖房の風が直撃 乾燥、のど・目の負担、逆に落ち着かない 風を当てず、部屋全体を温める

見方:「人が快適」より、犬猫がいる位置(床付近)が快適かで考えると失敗が減ります。

床の冷えを減らす(これが一番効く)

冬は、室温を上げても床が冷たいままだと、体が冷えやすいです。

床対策の基本

  • 寝床の下:直に床に置かず、マットやクッションを一枚かませる
  • よくいる場所:冷える床一面を変えるのが難しければ、滞在エリアだけでも敷く
  • 猫:床だけでなく「棚の上」も冷えることがあるので、寝場所を複数用意する

すき間風を止める(体感がガラッと変わる)

窓際やドアの近くは、見た目以上に冷えます。

留守番スペースがその近くにあると、じわじわ負担になります。

  • 寝床の位置:窓・玄関・廊下に近い場所から離す
  • 空気の通り道:冷たい風が当たる位置を避ける
  • 猫:窓辺が好きでも、冬は冷えすぎることがある

コツ:「窓のすぐ近く」ではなく、少し内側にずらすだけでも楽になることがあります。

寝床は「温かい」だけでなく「選べる」ことが大事

寝床を一つに決め打ちすると、合わない日に逃げられません。

冬は特に、犬猫が自分で選べる状態にすると安定します。

寝床の形 向く子 ポイント
囲いがある(ドーム・ハウス系) 落ち着きたい子、猫 風を避けられる
フラット(マット系) 伸びて寝たい子、犬 熱がこもりにくい
少し高い場所 床の冷えを避けられる

失敗しにくい置き方

  • 「温かい寝床」+「いつもの場所」を両方残す
  • 暖房の風が直接当たらない位置に置く
  • 水は寝床から遠すぎない場所に置く

暖房の使い方(直撃させない)

暖房は、犬猫に風を当て続けるより、部屋の温度を整える方が安定します。

  • 風向き:寝床に直撃しないようにする
  • 場所:ケージやサークルを壁際に寄せすぎない(冷えも熱も溜まりやすい)
  • コード:犬が噛む/猫が引っ張る環境なら、配線は届かないようにする

注意:留守番中に、倒れたり燃えたりするリスクのある暖房器具は避けた方が安心です。

乾燥:冬に見落としがちな“しんどさ”

冬は乾燥で、のどや皮膚が荒れたり、鼻が乾いたりすることがあります。

加湿をやりすぎる必要はありませんが、乾きすぎは避けたいです。

乾燥で崩れにくい考え方

  • 部屋が乾きすぎるなら、湿度は40〜60%を目安に寄せる
  • 水場は1つではなく、複数にする
  • 乾燥が強い日は、帰宅後に様子(咳っぽさ、皮膚)を見て微調整する

犬で冷えに注意したいケース

  • 小型・短毛:床の冷えの影響が出やすい
  • シニア:冷えで動きが鈍くなりやすい
  • 子犬:体温が安定しにくいので、寝床の条件を整えると安心

猫で冷えに注意したいケース

  • じっとしている時間が長い:同じ場所で冷え続けやすい
  • 窓辺が好き:冬は冷えるので、寝床を少し内側にも用意する
  • 食欲が落ちる:冷えが絡むこともあるので、まず環境を見直す

外出前チェック(これだけで崩れにくい)

出かける前の5チェック

  • 寝床が窓・玄関・廊下から離れている(風が当たらない)
  • 床の冷えを減らす敷き物がある
  • 暖房の風が寝床に直撃していない
  • 水が飲める場所が複数ある
  • コードや小物が届く位置にない(噛む・引っ張る対策)

気になるサイン(帰宅時にサッと見る)

帰宅したら、まずはいつもと違う様子がないかを見ます。

  • 体を丸めっぱなし、震える、動きが鈍い
  • いつもより水を飲まない、食欲が落ちる
  • 明らかに元気がない、ぐったりしている

冬は、室温だけでなく床の冷えすき間風が効いてきます。

床を整えて、風を避けて、寝床を選べるようにして、乾燥を強くしない。まずはこの順番で整えると、留守番中も崩れにくくなります。