フードの切替で一番多い失敗は、フードそのものより「切替スピードが速すぎる」ことです。
体が慣れる前に配合や脂質・食物繊維が変わると、便がゆるくなったり、吐き戻しが増えたりします。
ここでは、犬と猫それぞれで失敗しにくい段階切替の手順をまとめます。
結論:切替は「ゆっくり混ぜる」が最強
- 基本:7〜10日かけて割合を変える
- お腹が弱い子:10〜14日まで伸ばす
- 一気に変えない:フード+おやつ+給餌回数…を同時に変えると崩れやすい
まず前提:切替で崩れる原因はだいたい3つ
- 配合差:たんぱく質・脂質・食物繊維の比率が変わる
- 量のズレ:同じグラムでもカロリーが違う(食べすぎ/少なすぎになる)
- 切替スピード:腸が追いつく前に割合を上げてしまう
ポイント:切替の“正解”は、商品名ではなく「日数」と「割合」で作れます。
基本の切替スケジュール(7〜10日)
迷ったら、まずこの配分で進めると失敗が減ります。
| 日数 |
旧フード |
新フード |
メモ |
| 1〜2日目 |
75% |
25% |
まず“混ぜても大丈夫”を確認 |
| 3〜4日目 |
50% |
50% |
便の状態を毎日チェック |
| 5〜6日目 |
25% |
75% |
ここで崩れる子は、前段階に戻す |
| 7日目〜 |
0% |
100% |
問題なければ切替完了 |
うまくいくコツ
- 便がゆるい → 1段階戻して、そこを2〜3日キープ
- 吐き戻しが増える → 量を少し減らし、回数を増やす(特に猫)
- 食べない → 新フードの割合を上げすぎてないか確認
犬の場合:切替で崩れにくくするポイント
- 量の調整が効きやすい:まず食べすぎを避ける(便がゆるい時ほど“少し減らす”が効く)
- おやつの影響が出やすい:切替中はおやつを増やさない(同時に変えると原因が分からなくなる)
- 運動量のブレ:散歩が増減すると便も変わるので、切替期間は生活リズムを安定させる
犬は「量を落とす→回数を増やす」で整うことが多い
下痢っぽいときほど“優しいものに変える”より、まずは食べる総量と切替スピードを見直すほうが早いことがあります。
猫の場合:切替で崩れにくくするポイント
- 急な切替が苦手:犬以上にゆっくりが安全(10〜14日でもOK)
- 食べないが怖い:猫は食べない時間が長いほどリスクが上がるので、無理に押し切らない
- 粒・匂い・食感:中身より「食べ方の好み」で拒否されることがある
猫が食べない時の順番(よく効く順)
- 割合を戻す:新フードを25%以下に戻して様子を見る
- 少量で回数を増やす:一度に出しすぎない
- 匂いを立てる:ぬるま湯で軽く湿らせる(熱くしない)
- 器と場所を固定:落ち着く場所で同じ流れにする
切替前にやっておくと失敗が減る「準備」
切替で崩れるときほど、やり方は単純で、変数が多すぎることが多いです。
- フード以外を固定:おやつ・トッピング・給餌回数・器を変えない
- 新フードは一気に買い込まない:まずは少量で相性を確認
- 便の基準を決める:「ゆるい」「普通」を自分の中で判定しやすくしておく
ここで止めて様子を見るサイン
切替中に少し便がゆるくなる程度は起きることがありますが、強く崩れたと感じたら無理に進めない方が安全です。
こんな時は、切替を止める/戻す判断がラク
- 下痢・嘔吐が続く、回数が増える
- 元気がない、水が取れていない感じがある
- 血が混じる、強い痛がり、明らかな異常がある
- 猫が食べない時間が長く続く
不安が強いときは、早めに獣医師へ相談するほうが安心です。
よくあるつまずき(原因がほぼ固定)
-
「新フードにしたら便がゆるい」
切替スピードが速いか、量が多いことが多いです。まずは前段階に戻して2〜3日キープすると落ち着きやすいです。
-
「食いつきが落ちた」
犬は量や回数、猫は匂い・食感で変わることがあります。まずは割合を下げて受け入れを戻すほうが早いです。
-
「切替中におやつを増やしてしまった」
原因が分からなくなります。切替期間だけは、おやつを固定する方が整いやすいです。
フード切替は、焦らなければ失敗がかなり減ります。
迷ったら7〜10日でゆっくり、崩れたら一段階戻す。これだけ覚えておけば十分回せます。